『空き家問題』解決に挑むための本の執筆をしています。

昭和の時代から「日本は住宅が余っている」と言われ続けて、令和の時代に『空き家問題』となりました。この問題を解決するヒントをまとめようと構想しています。「住宅が余る」には分かりやすい理由があります。住宅を必要とする世帯数よりも住宅の総数が上回った他ありません。「住宅不足解消」のために、国は「公団住宅」を沢山つくりました（この「公団住宅」が「４人家族は４LDK」という間取りを全国区にしました）。様々な家族が集って住む「公団住宅」はその役割を存分に果たしました。その一方で「土地付き一戸建て」が手に入りやすくなったこともあり、多くの人たちが「都合の良い土地に好きな家」を手に入れて家族を持ちました。その家族が成長すると、子どもたちはその家を出て親と同じ道を歩みます。「親の家」には戻りたくても戻れない事情もあり、その家は、親の世代で役目を果たして空き家になる運命を辿ることになります。