家を「使い捨て商品」で終わらせない。

資産であるはずの『家』を自身の終末まで快適簡単に使い果たす・・・。あなたが暮らす「我が家」は手に入れた当時はどんなこだわりを詰め込みましたか。建て売りの家でも注文住宅でもマンションの住戸でも当時の思いが「間取り」や「インテリア」「外観」というかたちになっているのではないですか。それに・・・暮らしやすさや家事の動線の動きやすさや買い物に便利、子どもの学校に近い、通勤しやすい駅の近く、自家用車が止められる場所や子どもが遊べる庭、などなどさまざま多様な思いを詰め込んで「我が家」を手に入れて自身の家族生活をはじめて現在に至っているのでは・・・。さて、あなたはその「我が家」の値段を覚えていますか。業者から提示された家の値段をもとにして銀行の住宅ローン窓口にて「借り入れできる総額」を相談してその住宅ローンを「購入」されたと思います。「確かに今の家賃と変わらない金額じゃん」などという印象が残っているのでは・・・。では、その住宅ローンの返済総額を覚えていますか。住宅ローンを完済するまでに月々の支払いを続けたときには「我が家」の価格は果たしていくらになったのか・・・。その支払総額に見合う家という資産を「使い捨て商品」にしてしまうのはMOTTAINAI（byマータイ）と思うのです。（つづく）