『空き家問題』を違う目線で見つめてみると・・・。

誰も住まなくなった家に住んでみたいと思う人は少ないのかなって・・・前回書きましたが、実際誰かが快適簡単（夏涼しく冬暖かい、暮らしの動線も単純安全）に暮らしている家での暮らしを自身で見たり聞いたりすると「この家に住んでみたい」と思う気がしませんか・・・。誰も住んでいない家ではそんな気が起こらないと思います。空き家になった家を不動産市場に出すと「この家を取り壊したらどんな家が建つだろうか」と、更地の土地に自分好みの家を自由に建てたいと思うのか・・・築古な家には価値を見出さずに土地に価値を見出す日本の仕組みがあらわれていると感じます。『空き家問題』は自らが育った家を離れて、自身の就業などの都合で自分の家族のために「我が家」を手に入れて子育てをして「親の役目」を全うしていった結果と見ることもできると思います。まるで「親の家」は高額な使い捨て資産かのように誰も住まなくなる流れができているようにも感じてしまいます・・・。