家は「使い捨て商品」・・・？

昭和の時代から「人生で一番高額な商品」とされている住宅（家）を手に入れるには住宅ローンが使われています。そして住宅ローン返済総額は販売表示価格よりも更に高額になるのも現実です。こうした『高額な商品』住宅は不動産資産とされています・・・。資産は「お金に変えられるもの」ですが・・・いざお金に変える時に住宅ローン返済総額を上回る金額になる見込みが少ないのも現実ではないかなと思います。こうして見方を変えて「月々の家賃を支払うのなら自分の資産になる家を家賃負担同程度のローン返済負担で手に入れた方が得」なのか思い直してみると、不動産資産と言われるその家がこのまま空き家になるのを待っているのは決して得策ではないと思うのですが・・・。その家が「空き家になる」現実を受け入れて、売却しようにも思い描く金額で売れると考えるのは無理があります。そんな現実を受け入れてか「いくらでもいいから手放したい」とか「せめて500万円でも・・・」とか空き家を所有している人たちの『本音』のような『諦め』のような声をきくことがあります。これらは空き家になってしまった不動産資産『家』を取り巻く現実かと思います・・・。資産であるはずの『家』は・・・高額な使い捨て（住み捨て？）商品だった・・・こんなことが頭の中を過っていきます。